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2013年10月の4件の記事

2013年10月28日 (月)

宮家邦彦の外交・安保カレンダー(10月28日-11月3日)

今週も宮家邦彦の外交・安保カレンダーはJapan In-Depthに掲載されます。こちらをご覧ください。

2013年10月21日 (月)

宮家邦彦の外交・安保カレンダー(10月21-27日)

今週からはご縁があってJapan In-Depth に掲載されることになった。引き続きご愛読願えれば幸いである。従来同様、今週起きることを中心に、世界の外交・安全保障問題の動向を宮家邦彦の独断と偏見と責任で書き殴っていきたい。


2013年10月14日 (月)

宮家邦彦の外交・安保カレンダー(10月14-20日)

今週は米政府閉鎖と債務上限引き上げ問題でワシントンが最終段階を迎える。

このところ、ワシントンから流れてくるニュースは滅入る話ばかりだ。簡単にいえば、ポイントは二つ。妥協することを忘れた米国の政治家たちと、その犠牲になったか、その原因を作ったのかは分からないが、オバマ大統領の黄昏、レームダック化である。

先週は議会共和党と大統領のチキンゲームについて、「双方が合理的な判断をするなら良いが、万一、一方が『相手は譲歩するだろう』と考えた途端、このゲームは破綻する」と書いた。

今週物事が動かなかったら、どうなるのかというと、実は米財務省が恐らく何とかしてしまうのだろう。だが、今は誰もその話はしたくない。そんなことを言っても、問題の解決が遅れるだけだからだ。

これまでの政治的常識ならば17日ともいわれる「デフォルト」の期限前に妥協が成立するはずなのだが。ここに来ても、妥協の可能性があまり見えてこないところが、今のワシントンを象徴しているのだろうか。それにしても大変な時代になったものだ。

大変な時代といえば、米国のEnergy Information Administrationという機関が報告書を出し、20139月に中国が世界一の原油輸入国になり、この傾向は2014年も続く("China's steady growth in oil demand has led it to become the world's largest net oil importer, exceeding the United States in September 2013," "EIA forecasts this trend to continue through 2014."と書いている。いずれ起きることだとは思っていたが、この事実の戦略的、地政学的意味はとてつもなく深い。

いうまでもなく、シェール革命とかで、米国の原油輸入依存度はどんどん低下している。そこで中国の輸入依存度が高まれば、中国はどうするだろうか。米国はどう対応するのか。

「中東原油への依存が低下するから、米国は中東から撤退する」なんて馬鹿なことを言わないで、もっと米国の中東政策の本質を考えて欲しい。その上で、これまで静かしていた中国はどう出るだろうか。

高まる輸入依存度を念頭に、中東においてよりproactiveにならないか。それが現在の中東情勢に如何なる影響を及ぼすのか。東アジアからアラビア海までのシーレーン(SLOCSea Lines of Communication)に如何なる影響を及ぼすのか。

日本はどう対応すべきなのか。このことを現実に考えるべき日が遂に来たということだろう。今週はこのくらいにしておこう。いつものとおり、この続きはキヤノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載する。

2013年10月 7日 (月)

宮家邦彦の外交・安保カレンダー(10月7-13日)

今週はバリ島でのAPEC首脳会議とブルネイでの東アジアサミットがある。これにオバマ大統領が二年続けて欠席するという。勿論理由はオバマケアと債務上限をめぐる米議会との「内戦」激化だが、それにしても米国の「アジア回帰」の本気度(?)を示す象徴的な事件ではないか。悪いときには悪いことが重なるものだ。

これでTPPの年内妥結は遠のいたなどという観測もあるが、それはどうかなぁ。そもそも、日本側関係者の中でTPPの年内妥結を予想していた人はいるのだろうか、甚だ疑問である。貿易交渉が予定通り妥結するなんて、これまで聞いたことがない。

筆者の「下衆の勘繰り」に過ぎないが、オバマ大統領「欠席」と聞いて、今頃日本側関係者はホッとしているのではなかろうか。勿論理由は、交渉難航の責任を米国に押し付けることができるからだ。交渉事である以上、誰かがババを引く必要がある。

そもそもTPPが早期妥結することなど信じられない。これだけ大きな交渉だ。「大筋合意」という「最も機微な問題の先送り」合意すら容易ではなかったはずだ。勿論日本からも譲歩が必要だ。オバマがやって来たら、本当に困ったのは日本ではないのか。

それにしても、ワシントンの政治は年々退化しているように見える。どう贔屓目に見ても、共和党のやり方は酷い。1995年ごろのクリントン大統領を批判していた当時の共和党より、今年の共和党の方がはるかにタチが悪い。オバマもちょっと気の毒だ。

このチキンゲーム、双方が合理的な判断をするなら良いが、万一、一方が「相手は譲歩するだろう」と考えた途端、このゲームは破綻する。その悪影響は1995年の比ではないだろう。そろそろ、先送りという内容の解決が図られると良いのだが・・・。

ケニアのショッピングモールでのテロ事件で実行犯の一人がソマリア系とはいえ米国人であったことはショックだ。米国で同種のテロ事件が起きる可能性は確実に高まっているといえる。こうなったら、アルカーイダなどよりもはるかに予測は難しい。

今週はこのくらいにしておこう。いつものとおり、この続きはキヤノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載する。

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