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2013年9月 9日 (月)

宮家邦彦の外交・安保カレンダー(9月9-15日)

2020年東京オリンピック決定は久し振りに嬉しいニュースだ。関係者の方々のご努力に敬意を表したい。直前に原発のニュースが再び世界のメディアで流れ心配したが、今から7年間、日本が何も出来ない訳はない。結果的には順当な勝利なのか。

今週は10日にもオバマ大統領がシリア政府軍による化学兵器使用について米国民向けの演説を行うという。大統領が限定的軍事介入を決断しながら攻撃権限につき米議会に承認を求めることの異常さについては先週書いたので繰り返さない。

時間が経つにつれ、非人道的な化学兵器使用に対する国際社会の一致した懲罰という大義が薄れ、この問題は議会とうまくいっていない大統領の政治的劣勢の挽回と米国大統領のクレディビリティという米国内政問題に矮小化されつつあるようだ。

バシャール(アサド大統領)は死ぬまで化学兵器使用を認めないだろう。元眼科医の彼が本気で使用を命令したとは常識的には考えにくいからだ。他方、シリア軍の一部が勝手に使用した可能性は否定できない。既にシリア軍・アサド政権は壊れているのだろう。

欧州諸国も腰が引け始めた。時間が経てば経つだけ、「大山鳴動」ということか。これが21世紀型米国「内向き」姿勢だとすれば、オバマ政権が続く限り、中東、東アジアなどで米国の足許を見て、その意思をテストする動きが頻発するかもしれない。

目立たないが、11日からベルディムハメドフ・トルクメニスタン大統領が日本を公式実務訪問する。国賓ではないが、天皇陛下との御会見、宮中午餐、安倍総理との会談、夕食会などが予定されている。中央アジアの国々はもっと大切にすべきだ。

今週はこのくらいにしておこう。いつものとおり、この続きはキヤノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載する。

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