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2013年8月 5日 (月)

宮家邦彦の外交・安保カレンダー(8月5-11日)

今回はまず中央アジアを取り上げたい。日本ではほとんど報じられないが、7日にはアスタナで中国とカザフスタンが観光協力協定を結ぶ。アスタナとはカザフスタンの新しい首都だが、この名前を聞いてピンと来るのは、かなりの中央アジア通だろう。

8日にはアゼルバイジャンと米国がブルガリアで行ってきた共同軍事訓練が終わる。アゼルバイジャンと米国が?何故ブルガリアで?どうやら、ブルガリアのノヴォセロという場所にこの種の訓練場があるらしい。アゼルバイジャンは重要な国なのだ。

9日には韓国の国防副大臣が率いる代表団もがアゼルバイジャンを訪問し、二国間軍事協力について議論するという。なるほど、韓国はちゃんと分かっている、ということか。逆に言えば、日本は大丈夫なのか、と言いたくなる。困ったことだ。

カイロでは米国の政治家が政治的仲介を試みるというが、エジプトに矜持はないのか。軍とムスリム同胞団やリベラルが当事者能力・統治能力を失い、政治的和解のために外国の政治家や外交官が関与するなんて、もうジョークとしか言いようがない。

アジアでは815日が近付きつつある。中国や韓国はまた、歴史だ、靖国だ、と騒ぐのだろうか。「米国も米国だ、韓国や中国の今のやり方を米国は放置するのか。」先月ワシントンに行った際、米国のある友人にこう喧嘩を売ったことがある。

「一部の日本の政治家のように、過去の価値体系に基づいて過去の事実を正当化しようとすることは間違いだ。何故なら、政治家とは過去ではなく、現在の価値体系で勝負する人種だからである。」

「他方、過去の事実を現在の価値体系のみで判断することも同様に危険だ。そんなことを韓国や中国に許せば、それはいずれ米国自身にも跳ね返ってくるぞ。」聡明なこの友人はそれを聞いただけで、筆者の真意を理解し、そのまま沈黙した。

この意味がお分かりだろうか。今週はこのくらいにしておこう。いつものとおり、この続きはキヤノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載する。

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