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2013年7月 8日 (月)

宮家邦彦の外交・安保カレンダー(7月8-14日)

先週から今週にかけて筆者が気になるニュースはパキスタン首相の訪中だ。4日に習近平と、5日に李克強とそれぞれ会談、経済協力強化で一致し、パキスタン南西部の港と新疆ウイグル自治区を結ぶ「中国パキスタン経済回廊」を整備するらしい。

勿論、今の段階で大騒ぎする必要はないかもしれない。しかし、ウイグル自治区からパキスタンを抜けてインド洋に至るルートとは、さすが中国だ。なかなかの戦略的で地政学的な発想ではないか。日本は中央アジアを忘れてはならない。

もう一つ気になるのが中国とロシア海軍の合同演習だ。今すぐ大騒ぎする話ではないが、昨年は青島沖で行われ、今回はウラジオストク沖の日本海で初めて行われるらしい。当初中国は日本により近い日本海での実施を希望したとも報じられた。

報道によれば、12日に終了予定の同演習には露海軍から太平洋艦隊旗艦のミサイル巡洋艦や大型対潜哨戒艇2隻など計7隻、中国からも北海艦隊のミサイル駆逐艦4隻やミサイル・フリゲート艦2隻などの計7隻の艦艇が参加しているそうだ。

10日と11日、米中「戦略・経済対話」がワシントンで開かれる。6月上旬の米中首脳会談以来初の閣僚級会合だが、今回は中国側に新しいメッセージがあるか否かが気になる。いつものお経ばかりなら、先月の首脳会議は成功しなかったということか。

最後は中東。エジプトで混乱が拡大している。経緯は不明だが、カイロ郊外の軍施設近くでムスリム同胞団のデモ参加者が40人以上死亡、300人以上負傷したという。軍が本当に発砲したのだとしたら、同胞団と軍部の関係改善の目はもうないだろう。

軍は同胞団を徹底的に弾圧するつもりなのか。こうなればエルバラダイだろうが、誰だろうが、カイロで当分まともな統治はできないだろう。今同胞団の指導部に穏健派がどの程度残っているか知らないが、仮にいたとしても、もう手遅れかもしれない。

いつものとおり、この続きはキヤノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載する。

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