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2013年5月 6日 (月)

宮家邦彦の外交・安保カレンダー(5月6-12日)

今週は連休明けの東京が再起動する。先週筆者は韓国のソウルで有力シンクタンクの年次総会に参加していたが、今週はその韓国の朴大統領が初めて訪米する。個人的には、米韓首脳会談でアジア情勢がどう語られるかに関心がある。

ちなみに、韓国大統領の米議会における演説はほぼ恒例になっているようだが、日本に米議会で演説をした首相はいない。米側関係者は誰もこの理由を公言しないが、知る人は知っているはず。いつになったら日本首相の演説が実現するのだろう。

ところで、中東シリアでは新たな動きが顕在化しつつある。イスラエルが5月2日あたりから再びシリアに対する直接攻撃に踏み切った。これまではシリアとイスラエルの間に平和条約なき暗黙の不可侵合意があったのだから、これは穏やかではない。

例外は2007年だったか、イスラエルがシリアの原子炉を爆撃破壊したことぐらい。しかし、最近はヒズボッラ・イランのシリア内戦介入やシリア政府によるサリンガス使用疑惑などもあり、両国間の暗黙の了解が瓦解しつつあるということなのか。

イスラエル政府関係者も、「シリアからテロ組織への武器の輸送を阻止するため必要なあらゆる手段を講じる。これまでそうしてきたし、今後も必要なら行う」と表明。こうした単発的戦闘が「イスラエル・シリア戦争」に発展する可能性も懸念される。

シリアの内戦が続く中、欧米諸国は今も軍事介入を躊躇しており、情勢は悪化の一途。イスラエルが賭けに出たことは間違いないが、欧米諸国も表立って歓迎せずとも、内心では「仕方がないかな」と諦めているかもしれない。これからが要注意である。

日本は月曜日が連休最終日、今週もこのくらいにしておこう。いつものとおり、この続きはキヤノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載する。

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