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2013年3月18日 (月)

宮家邦彦の外交・安保カレンダー(3月18-24日)

 今週の外交・安保カレンダーはロシアのモスクワで書いている。毎年開かれている日露専門家会議に末席で参加するという得難い機会を得たからだ。但し、この会議には一定のルールがあり、議論内容の詳細を語ることは許されていない。

 それでも一言だけ述べるとすれば、ロシアの外交・安保専門家の対中観がとても興味深かった。筆者の予想以上に、彼らは「中国からの挑戦」の将来について懸念を抱いているようだ。それでもロシアの対中観は最大でも「アンビバレント」なのだと思う。  

 その中国の習近平・新国家主席が就任後初の外遊先として今週モスクワを訪問する。一方、安倍首相は3月末にモンゴルに行くそうだが、訪中日程は現在も白紙のままだ。どちらも譲歩を言い出せない日中間の「意地の張り合い」はまだまだ続きそうだ。  

 中国といえば、先週末、たった12日間の全人代がようやく終わった。中国の閣僚人事にもあまり驚きはない。新外交部長は元駐日大使。聡明で日本語も堪能だが、だからといって日本に配慮したとか、有利になったなどと思わない方が良いだろう。  

 蛇足だが、筆者と彼は同い年、同じ月に生まれ、誕生日も数日しか違わない。1966年に文革が始まった時、我々は同じ13歳の中学生だった。しかし、北京で生まれた彼のその後の人生には想像を絶する苦労があったはずだ。  

 ある意味では、チャイニーズ・ドリームの成就だ。長い間下放され、苦学してようやく入った大学では年下の同級生に囲まれていたと聞く。余計なお世話かもしれないが、彼の外交部長就任のニュースは個人的にとても嬉しく思っている。  

 欧米での今週のハイライトはオバマ大統領のイスラエル訪問だ。イスラエルでは先週ようやく新内閣が立ち上がったが、オバマを迎える雰囲気はクール。少なくとも熱気が溢れるようなものではなさそうだ。  

 オバマはイスラエルの入植地について何を語るのか。中東和平プロセスを動かすつもりはあるのか。イランの核開発疑惑についてイスラエルに何を語るのか、または、語らないのか。オバマとネタニヤフの冷えた関係はどうなるのか。興味は尽きない。  

 いつものとおり、この続きはキヤノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載する。

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