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2013年1月28日 (月)

宮家邦彦の外交・安保カレンダー(1月28日-2月3日)

アルジェリア南東部のガスプラント襲撃事件は最悪の結末を迎えた。亡くなられた同胞を含む全ての国の犠牲者のご冥福を心からお祈り申し上げる。この一週間はずっと、私が中東で生活し始めた頃のこと、当時の仲間たちのことを考えていた。

中東で戦争があっても、米国が関与しない限り、関心がない。北アフリカで人質事件が起きても、日本人がいない限り、報じない。日本人はこれを過去40年以上も続けてきた。熱くなるのも早いが、冷えるのも早い。数年もしないうちに全てを忘れる。

これでは何時までたっても中東は理解できない。今回こそ、こうした悪循環を断ち切って欲しい。そうでなければ、犠牲になった仲間たちの弔いにならない。また、中東に限らず、過酷な海外で頑張った人々にもっと関心を向け、処遇してほしいものだ。

北朝鮮の新たな実験が秒読みに入ったのだろうか。ピョンヤンではこのところ威勢の良い発言が目立ち、金正恩は「実際的で強度の高い国家的重大措置」を取る断固たる決心を表明したそうだ。やはり、北朝鮮の体制は本質的に変わっていないのか。

キヤノングローバル戦略研究所の同僚が訳してくれた126日の朝鮮中央通信関連報道のうち、「核実験」を示唆していると思われる部分とそれを正当化するロジックをご紹介しよう。皆さんはこうした論理構成をどう思われるだろうか。

 「昨年4月から開始し、我々は国際的な慣例以上の透明性も確保して、友情情勢が比較的穏やかな時を選んで発射時期を選ぶなど、衛星打ち上げの平和的性格を立証して表示するためにあらゆる努力を傾けた。

 しかし、そもそも私たちの衛星打ち上げをもう一つの反共和国圧殺のきっかけにしようと決心した敵対勢力は、頑として私たちの衛星打ち上げの権利を否定して出た。

 国際法的に認められた主権国家の自主的な宇宙開発の権利を乱暴に蹂躙した米国とその追従勢力の暴悪非道な敵対行為は、・・・米国の対朝鮮敵視戦略が最絶頂に達していることを示している。

 これにより偉大なる金正日同志が生涯を捧げ用意してくださった自衛的な戦争抑止力を土台にして、今の人民が多くはベルトを締めすぎないよう経済建設に集中しようとした我々の努力には厳重​​な難関が作られた。

 複数の関係国が問題の公正な解決と事態の激化を防ぐために努力を傾けたが、自ら認めていると思いが彼らの能力にも限界があることが明らかになった以上、我々の自主権はひたすら自らの力で守らなければならないという哲理が再び確証された。

 世界の非核化が実現される前には、朝鮮半島の非核化がありえないということも明らかになった。

 金正恩同志は協議会において、既に国防委員会と外務省の声明を通じて民族の尊厳と国家の自主権を守るための強力な物理的対応措置が後に伴うことになるという立場を明らかにしたように、醸成された情勢に対処し実際的で強度の高い国家的重大措置を取られる断固たる決心を表明し、その部門の幹部らに具体的な課題を提示された。」

公明党山口代表の訪中が終わった。今度は中国側が代表を日本に送るのか、それとも自民党の高村副総裁が訪中するのかが気になる。一方、28日には村山元総理や加藤紘一日中友好協会会長らが訪中した。これこそ英語のirrelevantである。

いつものとおり、この続きはキヤノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載する。

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