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2013年1月21日 (月)

宮家邦彦の外交・安保カレンダー(1月21-27日)

 先週言及した国連安保理決議に基づくフランス軍のマリ国内イスラム過激派に対する攻撃が大きな副作用をもたらした。フランス軍の攻撃を理由に過激派集団がアルジェリアのガスプラントを襲撃し、多くの外国人人質の命が失われた。
 フランスのマリ北部攻撃は1月11日に始まり、アルジェリアの事件は16日に起きた。たった5日の準備であれだけの事件を計画・実行できるとは思えない。アルジェリアの襲撃事件は、マリと関係なく、相当前から準備されたものだろう。
 日本のマスコミも現金なものだ。フランスの軍事介入に対する日本のマスコミの関心は薄かった。日本人人質が報じられて初めて、マリとアルジェリアが隣国であることを知った記者も少なくないだろう。これでは政府や企業を批判する資格はない。
 欧米での今週の注目は何と言ってもイスラエルの総選挙だろう。但し、ネタニヤフ率いる強硬保守の与党連合が続投する可能性が高いとの予想が専らであり、野党側がどれだけ票を伸ばすかがポイントになる。いずれにせよ、中東和平に動きはないだろう。
 15日からの鳩山元首相訪中では、案の定、尖閣諸島「係争地」発言が飛び出した。先週は「北京で何事も起きないことを祈りたい」と書いたが、やはりまだまだ予測は甘かったようだ。
 中国といえば、22日から公明党の山口代表が訪中する。この結果の方が、鳩山訪中よりも100倍も重要であるが、果たして成果はあるだろうか。日中どちらも譲歩しにくい状況にあるだけに、結果が注目される。鳩山訪中の二の舞だけは避けて欲しいものだ。

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