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2012年11月12日 (月)

宮家邦彦の外交・安保カレンダー(11月12日-18日)

今週日本マスコミの関心は中国共産党大会の結果に集中している。常務委員会のメンバーが発表されるのは恐らく15日の1中全会(第18期中央委員会第一回全体会議)だろうが、今のところサプライズがありそうな気配はない。

このまま行けば、胡錦濤系政治家たちの形勢はあまり芳しくないかもしれない。そういえば、筆者が北京に在勤していた2002年の党大会の時も、確か土壇場で人事が動いた。江沢民に近い人々が9人の中にどどっと入った気がする。

今年も同じことが起きるのか。江沢民系の多くは60代後半、一期5年やれば終わりだ。胡錦濤系は若い人が多いので、第19期に勝負をかける気なのか。でも、そんなに甘くはない。今入れなければ、二度と入れないかもしれないのに。

胡錦濤が中央軍事員会主席を引退するか否かもメディアの関心事項だ。既にマスコミでは継続説、引退説が乱れ飛んでいるが、軍上層部に胡錦濤系の将軍が増えたから、引退してもしなくても、実質的にはあまり変わらないのではないか。

という訳で、天邪鬼の筆者は、党人事をめぐる暗闘よりも、米国の東南アジア外交の方に興味がある。16日にパネッタ国防長官がカンボジアを、17日からオバマ大統領がタイ、ミャンマー、カンボジアを訪問する。それにしても時代は変わったものだ。

日本では衆議院解散時期にエネルギーが注がれ、なかなか外交まで頭が回らない。国会審議と政府高官の外国出張の問題は本当に何とかしないと。まあ、この問題は過去数十年議論されても変わらなかった。今更こんなことを言っても始まらないが。

最後に一言。イスラエル軍が1974年以来初めてシリアに向けて砲撃を行った。ゴラン高原に迫撃砲弾が着弾したことに伴う警告のようだ。恐らく流れ弾だろうが、ついにゴラン高原にまで影響が及ぶとは、いやな感じがする。

いつものとおり、この続きはキヤノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載する。

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