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2012年10月22日 (月)

宮家邦彦の外交・安保カレンダー(10月22-28日)

今週も中東から始めよう。先週行われたパレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区内の地方選挙で、ファタハが西岸第二の都市ナブルスなど複数の都市で敗北したという。アッバース自治政府議長にとってはさぞショックだったに違いない。

ファタハがハマースと行っている和解協議も今のところ進んでおらず、ファタハへの民衆の支持には陰りが見えるようだ。昨年西岸地区を回った際もファタハの退潮が囁かれていた。思い返せば、やはりあの噂は本当だったのかと思わざるを得ない。

これは基本的にはファタハの統治能力の問題だが、この種の能力欠如はパレスチナだけでなく、多くのアラブ諸国で見られる現象だ。こういう国々で起きた政治的混乱を「アラブの春」と呼んで持て囃していた無責任な連中は、今何を思うのだろうか。

今一番気になることは、シリアの内戦が今やレバノンやヨルダンにまで波及しつつあることだ。万一シリア現政権が崩壊したら、この程度では済まないだろう。シリアはいつ何が起きてもおかしくない。ダマスカスを中心に何かが壊れ始めたようだ。

22日にはインドと外務防衛次官級協議が行われる。主要関心事項が中国であることは言わずもがな。それにしても、次官級とはいえ、インドと「2+2」協議が開催できるとは。10年前ならば想像も出来なかったことが、今や現実になりつつある。

米国の世論調査によれば、ロムニーとオバマが支持率で並んだという。しかし、この時期に支持率が並ぶのはよくあること。一対一の人気投票の数字と各州の大統領選挙人の獲得数とでは天と地ほど差がある。22日(日本時間23日)の第三回討論会で大きな差がつくとは思えないが、テーマが外交・安保なので、やはり必見だろう。

いつものとおり、この続きはキヤノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載する。

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