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2012年8月27日 (月)

宮家邦彦の外交・安保カレンダー(8月27日-9月2日)

 日本では8月中旬に起きた竹島、尖閣事件がまだ尾を引いている。竹島は先週24日の野田総理臨時記者会見で事実上第一ラウンドは終了。今後は9月7日にも予定される竹島周辺での韓国軍による演習をめぐり第二ラウンドが始まるかもしれない。
 客観的かつ公平に見て、今回の韓国大統領のパーフォーマンスは韓国外交にとり大失敗だったと思う。その点は優秀な韓国外務省の役人たちも良く理解しているに違いない。大統領は韓国にこれまで配慮してきた日本の「寝た子」を起こしてしまった。
 日本が国際司法裁判所などで本気でプロパガンダを始めたら、韓国とて困るはずだ。問題は、事務レベルが正論を吐いても、最高政治レベルが聞く耳を持たないこと。日韓関係は来年2月の新大統領就任まで当面ギクシャクする可能性が高い。
 尖閣については、27日夜に海上保安庁が尖閣上陸事件の際のビデオを公表。同日、東京都は尖閣上陸を申請、国はこれを却下した。調査が予定される29日、都側もさすがに上陸はしないだろうが、周辺海域での調査はあり得るので要注意だ。
 中国の対応は、恐らく韓国よりも、はるかに深刻だろう。中国側は野田首相の24日の記者会見をどう受け止めるだろうか。共産党最高指導部交代期という微妙な時期に敢えて揺さぶりをかける、中国の面子を潰ぶそうとする行為と見るだろうか。
 あの総理記者会見は事実上の政策スピーチだった。中国側がこれを日本の中国を念頭に置いた「新たな海洋ドクトリン」と受け止める可能性はないか。日本に「売られた喧嘩」は「買ってやる」とはならないのか。今後の中国側の出方は要注意である。
 いつものとおり、この続きはキヤノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載する。

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