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2012年7月16日 (月)

宮家邦彦の外交・安保カレンダー(7月16-22日)

 今週か来週に防衛大臣が訪米するはずだ。オスプレイの普天間配備問題については別途書いたので、ここでは繰り返さない。ここは政府の踏ん張りどころである。地元に十分配慮しながら、同盟国としての義務を果たすのは容易なことではない。
 先週末、北京の日本大使が一時帰国した。通常この種の動きは相手国に対する「不満の表明」なのだが、今回はどうだろう。人事の話をしないことが、対中メッセージになるとは思えないが・・・。
 中国人民解放軍海軍は東シナ海で17日から21日まで毎年恒例の実弾訓練を行う。また、海南省の共産党幹部は16-17日、南シナ海の島々を統合する「三沙市」について議論する。何を言っても、中国はやることをやる国である。
 先週書かなかったが、今でも気になるのがシリア情勢だ。先週はアサド家とも親しいスンニー派のシリア軍最高幹部が亡命した。国連のアナン特使はアサド政権と新たな問題解決に向けた合意を結んだようだが、これが成功するとは思えない。
 シリアはもう「後戻りの出来ない」状況に入りつつあり、より多くの無辜の市民の無駄な血が流れるだけだろう。シリアの暴走は、残念ながら、もう誰も止められないかもしれない。相当長期間混乱が続くことだけは間違いなかろう。
 エジプトは一進一退が続いている。ムールシィ新大統領もトラ(軍部)の尾を踏まないぎりぎりのところで慎重に動いているようだが、この戦術が何時まで持つかは分からない。
 先週米国務長官がカイロ入りしたが、エジプト経済について彼女が言っていることは30年前と大して変わらない。エジプト経済の安定化、債務リスケによる経済成長と雇用の創設、貧富の差の解消・・・、一体エジプトは今まで何をやっているのだろう。
 ユーロ問題では17日、IMF、ECB、ECなども交えた会議がハンガリーで、19日にはブラッセルで欧州財務相会合がそれぞれ開かれるが、期待はされていない。19日から国連事務総長のバルカン諸国歴訪が始まるが、これも儀礼的要素が強そうだ。
 いつものとおり、この続きはキヤノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載する。

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