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2012年1月23日 (月)

宮家邦彦の外交・安保カレンダー(1月23-29日)

 今週は「米大統領選挙の楽しみ方」の第三回目である。 
 これまでは、「弱い大統領候補でも対立候補が更に弱ければ勝つ」、「相手候補者が最も弱くなる原因は相手の党が割れること」と書いてきた。それでは現在の共和党はこのような「割れる党」の典型例なのだろうか。
 21日のサウスカロライナ州共和党予備選では、あのギングリッジ元下院議長が二位のロムニー候補に12%の差をつけて勝利した。サウスカロライナは保守色の強い州だからギングリッジの勝利自体驚くべきでないが、問題はロムニーの負け方だ。
 次回フロリダは南部ながら保守色が弱いのでロムニーは順当勝ちするだろうが、このままではロムニー指名獲得まで暫く時間がかかってしまう。ということは、Tea Partyなど保守票がロムニーに流れず、共和党が割れる可能性が高まるということだ。
 ギングリッジは米政治学用語で「purist」と呼ばれる。この種の候補者は妥協が不得意で有名だ。ギングリッジが保守票を集めれば集めるほど、本選挙でのロムニー当選は遠のくだろう。その意味でも、フロリダでのギングリッジの得票が注目される。
 もう一つ気になるのは、エジプト議会選挙の結果だ。報道では「イスラム系議席が7割」などと「さらっ」と報じられているが、この7割が意味するところは小さくない。エルバラダイはエジプト国外で有名だが、彼が大統領になるチャンスはゼロということだ。
 これだけイスラム系議員が進出することは想定内で驚くべきではない。問題は今後のエジプトが90年代のアルジェリアのように混乱する可能性だ。万一不幸にもそうなれば、エジプトの「民主革命」は終わりだが、果たしてどうなることやら。
 いつものとおり、この続きはキヤノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載する。

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