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2011年10月17日 (月)

宮家邦彦の外交・安保カレンダー(10月17-23日)

 今週まず気になるのはイラン革命防衛隊Al-Quds部隊関係者による「在米サウジ大使暗殺未遂事件」なるもののは顛末だ。先週はワシントン出張中で、攻撃目標にもなっていたといわれるイスラエル大使館も訪問していたので決して他人事ではない。
 今後米イラン関係が更に悪化することは間違いないのだが、どうもこの事件、ちょっと腑に落ちない。これが報道されたとおり事実だとすれば、イランの最精鋭部隊といわれるAl-Quds(コッズとか色々書かれているが、正確にはクデゥスと発音する、アラビア語で聖地エルサレムを意味する)がとんでもない大失敗を犯したことになる。
 我々は革命防衛隊を過大評価していたのだろうか、それとも同組織内で何か新たな動きが出始めているのか。個人的には、最近米イラン間で新たな軍事的衝突の可能性につき水面下で何らかの動きがあることと関係があるのではないかと思う。
 この関連では、先日パネッタ国防長官がイスラエルを訪問した際に、「イスラエルは対イラン政策を(米国の政策と)調整する必要がある」とわざわざ述べていたことが気になる。
 サイバー兵器「Stuxnet」によるイランのウラン濃縮施設攻撃成功から2年近くが経過した。そろそろ、イランの核疑惑をめぐり新たなゲームが始まってもおかしくない時期である。今しばらく、米イラン関係を注視する必要がありそうだ。
 今週は各国で選挙がある。特にチュニジアでの制憲国民議会選挙は重要であろう。これでチュニジアが安定するという保証は全くない。他のアラブ諸国の動きとの関連でも要注目であろう。
 いつもの通り、この続きはキヤノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載することにしよう。

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