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2011年6月27日 (月)

宮家邦彦の外交・安保カレンダー(6月27日-7月3日)

 先週はシンガポールに出張したため、コメントはお休みさせて頂いた。シンガポールでは5月の総選挙で野党が予想外に躍進し、リー・クアンユー顧問相らが辞任した。
 2月に拡大した中東での騒乱が、中国にではなく、シンガポールに波及したとも言えないこともない。「民主主義を与えずに経済的繁栄を実現する」というシンガポールの政体は中国共産党政権の究極の統治モデルだが、それも行き詰ったということか。
 行き詰ったというより、むしろ脳死に近いのが日本内政だ。シンガポールから見ると、経験も豊富なはずの政治家たちが真剣に「70日間もの国政レベルの思考停止」の是非を議論していたように見える。日本の衆愚はここまで極まったというべきか。
 今週中東ではイエメンのサーレフ大統領が帰国するという噂が広まりつつある。実に往生際の悪い男だが、もしサウジがサーレフの帰国を本気で認めるのだとしたら、イエメン混乱に対するサウジの責任は極めて大きい。
それとも、サーレフを帰国させなければならないほどイエメン情勢は深刻なのか。サウジがコントロールできない形でイエメン政変が起きれば、サウジは勿論のこと、湾岸アラブ地域全体の安定にとって極めて重大な事態だ。少なくとも、「カダフィ追放」などより、はるかに深刻な事態であろう。
南シナ海情勢は最近の中越協議、米中協議でとりあえず爆発は免れたようだが、状況は基本的に進展していない。今週は米比海軍の共同訓練も行われる。毎年恒例のものだが、今回のタイミングは絶妙だ。それにしても、日本の役割がまったく見えない。

 いつもの通り、この続きはキヤノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載します。

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