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2011年5月16日 (月)

宮家邦彦の外交・安保カレンダー(5月16-22日)

 15日に中国人民解放軍の陳炳徳総参謀長が米国に到着した。8日間でゲーツ国防長官、クリントン国務長官、マレン統合参謀本部議長らと会談するほか、米国内の米陸海空軍各基地を訪問するという。
 5月9-10日の第三回米中戦略・経済対話で始まったSSD(戦略安全保障対話)の後、初めて行われる軍同士の米中交流だけに注目したい。中国側のこれまでの頑なな姿勢は今後変わるのだろうか。ちなみに、解放軍総参謀長の訪米は7年振りだ。
 ウサマ・ビン・ラーディン殺害後ギクシャクしている米・パキスタン関係では、ケリー上院外交委員長がイスラマバードを訪問している。パキスタン側の出方が気になるが、カラチでは16日にサウジ外交官が殺害されている。ちょっと不気味だが・・・。
 中東ではシリアの動きが気になる。シリア政府は強硬策と懐柔策のバランスを取ろうと必死だが、本当に大丈夫か。デモの中心は中部ハマに移りつつあるが、ハマといえば81年にシリア政府がイスラム同胞団を含む市民数万人の大虐殺があった所だ。歴史は繰り返すのだろうか。
 19日にはオバマ大統領が中東政策に関する重要演説を行う。1月のチュニジア、2月のエジプトにおける政変以降、同大統領が包括的な演説を行うのは初めてであり、中東の今後に関心のある向きは内容を詳しく分析する必要がある。
 それにしてもこのスピーチを書くのは本当に難しいだろう。現在の中東情勢は、反米派、親米派が入り乱れる中、地域政治の複雑な地殻変動が起きた結果である。あちらを立てればこちらが立たず、となるはずだ。これまでの単純で分かり易いメッセージだけでは立ち行かないだろう。

いつもの通り、この続きはキヤノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載します

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